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2021/10/26 08:00

(前回ブログに引き続き、竹井先生のインタビューをご紹介します。)

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Q. 先生がヘアターニケットの論文を投稿した経緯を教えてください
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『国内小児科医の認知度を高めることで「救われる子どもたちが増えるかもしれない」』
みなさまは、例えばヘアターニケットになった時、病院はどちらを受診されますか?恐らくかかりつけの小児科だと思います。しかし、小児科医は多くの場合、内科を専門としており、傷が開いていたり骨折したりするいわゆる「怪我」の処置を苦手にしていることが多く、場合によっては小児科医に診てもらうことができないかもしれません。

また、国内の小児科医の「ヘアターニケット」の認知度は高いとは言えない現状がありました。実際に日本語で書かれた小児科の教科書には、疾患名として記載されていないことも多いのです。

ヘアターニケットは早期対処が望まれるため、子どもたちの最初の受診先となりうる小児科で対処できることで救われる子どもたちが増える図が描けました。これを実現する第一歩として、小児科医でも処置が可能な病態であることを国内の小児科医へ周知するため、救急医学会ではなく、小児科医が所属する日本小児科学会の雑誌へ論文を投稿しました。

=ヘアターニケットに気付くには「その存在を知っておくこと」が重要=
泣きやまない赤ちゃんを診て、お腹が減ったのかな、眠いのかな、頭が痛いのかな、お腹が痛いのかなと悩まれることがあるかと思いますが、足の指は見落とされがちです。そんな時、ヘアターニケットの存在を知っていれば、手足の指をみて気づくことができるかもしれません。ヘアターニケットは早期発見、早期対処が重要な病態です。保護者の皆様にも是非この機会に知っていただけると幸いです。

(インタビュー実施日:2020年2月)